こんにちわ烏龍茶です。
烏龍家の住まう静岡県は、世間一般ではみかんやお茶のイメージがありますが、意外と県民にも知られない名産物も数多くあります。
そのなかの一つが花。静岡県では温暖な気候を生かしてさまざまな花が生産されています。ガーベラやキクなどが有名どころですが、実はバラの有数の産地でもあり、かつては日本一の切りバラ生産地だったそうです。
今回の記事では、そんな薔薇を楽しめる浜松近郊のバラ園について書きたいと思います。子ども連れの場合の楽しみ方もあわせてご紹介していますので、参考になれば幸いです。
もくじ
浜名湖ガーデンパーク(浜松市西区)
入園料無料、駐車場無料と、お財布にも優しい浜名湖ガーデンパーク。四季折々の花に溢れた浜名湖を望む公園は、市民の憩いの場となっています。
そんな浜名湖ガーデンパークでは、約250品種500株の薔薇を楽しむことができます。里のエリアに位置する「花の美術館」では、洋館を背景に薔薇のアーチをくぐりながら散策が楽しめ、薔薇以外にも色とりどりの花を観賞することができます。
薔薇が咲き誇る「花の美術館」は、公園の入口から最も離れた場所に位置するため、遊覧船やファミリー自転車を上手に活用して回るとよいですよ。
こども広場
南駐車場近くにある「こども広場」には、大型のネット遊具のほか、滑り台、足つぼ健康などの施設があります。小さなお子さんから、小学校高学年まで、幅広い年齢層の子どもが歓声をあげて楽しんでいます。
木々も多く、木陰にベンチがあるので、親御さんたちものんびりお子さんの様子を見守りながら時間を過ごされていますよ。
緑地広場
とても広い緑地広場では、週末でも混雑を気にすることなくボール遊びや凧揚げなどで遊ぶことができます。レジャーシートを広げてお弁当を食べている家族も多くみられますよ。
体験コーナー
浜名湖ガーデンパークでは、週末にはよくイベントが開催されています。クラフトや押し花などの体験コーナーがあることも多く、事前に調べて行くと子どもにとっても良い経験になりそうですね。
浜名湖ガーデンパーク
住所:静岡県浜松市西区村櫛町5475-1
見頃:5月上旬から6月中旬頃まで
【注】「花の美術館」は毎週火曜13時より管理のため閉園になります。
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ばらの都苑(浜松市北区)
薔薇が好きだった亡き奥様のために、ご主人が自らの手で開園された「ばらの都苑研究畑」。浜松西ICから車で約10分ほどの場所にあります。
園内には300品種1500株もの薔薇が咲き誇り、訪れる人の目を楽しませてくれます。浜名湖ガーデンパークの薔薇が250品種500株であることからも、花の数を見るだけでも、これが個人が育てた薔薇なの⁉と驚くほどの規模ですよね。
敷地内には、薔薇以外にも花桃やユリが植えられており、薔薇の季節以外でもお花を楽しむことができます。入園料や駐車場も無料で、多くの人に楽しんでもらいたいというご主人の思いが温かいですね。
年々、お城が増えたり、お花の種類が増えたりと進化を続ける「ばらの都苑」。ご主人の活動を陰ながら応援したいという方は、募金箱も設置されているのでお気持ちを残してくることもできますよ。
ばらの都苑 研究畑
住所:静岡県浜松市中区花川町1288
花川運動公園
ばらの都苑から車で約3分のところに花川運動公園があります。本格的な木製アスレチック遊具で遊んだり、芝生広場ではボール遊びもできます。テニスの心得がある方は、20面の砂入り人工芝のテニスコートに空きがあれば当日でも借りることができるので汗を流すにもいいですね!
花川沿いを遊歩道が整備されているのでベビーカーでも安心。小さなお子さんの程よいお散歩コースとしても楽しむことができますよ。
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ラ・ローズ・デバン(浜松市北区)
大河ドラマ「直虎」でも注目された奥引佐にある南フランスを彷彿とさせるオープンカフェ&ギャラリー。メルヘンチックな洋館の前庭に素敵なガーデンが広がります。
新東名浜松いなさICより車で約10分の場所にあります。お隣の豊橋市や新城市ナンバーの車も多く、知る人ぞ知る隠れ家的なお店です。薔薇の季節には多くの人で賑わい、駐車場も満車、店内は満席という場合が多いので、時間に余裕をもって訪問するのがおすすめです。
フォトジェニックな景色に出会える素敵な空間ですが、日本的な田園風景のなかにポツンと佇んでいるため、初めて訪問する際は「ほんとにあるのかしら…」とドキドキ感があるかも⁈
営業日は基本的に土曜・日曜・月曜ですが、夏季・冬季は長期にわたりお休みになるので、公式サイトで確認されてから行くのが確実です。
営業時間は11時から17時と日中の時間帯ですが、ベリーダンスやジャズライブイベントが夜間に開催されることがあります。静かな田舎の夜が情熱的な空気に一変するのもラ・ローズ・デバンの魅力の一つ。人気のあるイベントは予約で埋まりますので、公式サイトをこまめにチェックして、興味あるイベントがあれば早めに問い合わせをしたいところです。
イベントは軽食付き。量は少なめですが、しっかりした味付けでとても美味しいですよ。
画像のMENUは2013年当時のもの。現在のMENUは公式サイトで確認してくださいね。
カフェのスタッフの方の衣装も素敵。店内では雑貨販売もあります。レース素材のものだったり、リネン生地のものだったり。ナチュラルテイストのものが多い印象。
ラ・ローズ・デバン
住所:静岡県浜松市北区引佐町奥山671-1
公式サイトはこちら
竜ヶ岩洞
浜松で子連れでおでかけときたら、外せない定番スポットなのが竜ヶ岩洞。ラ・ローズ・デバンからは車で約5分と近距離にあるので、まだお子さんを連れて行ったことがないご家族は、是非足をのばしてみては。
竜ヶ岩洞は2億5000年前の石灰岩で形成された鍾乳洞で、小学校や中学校の校外学習で訪れることも。大人になってから行くと全体的にカオスな雰囲気をあらためて感じる、クセになる施設です。おそらく、敷地に流れる「マツコの知らない世界」のテーマソング♪のせいの気もするけれど…。
カオスな感じは公式サイトからもむんむんしてきます。すごく行ってみたくなるので、公式サイトも是非チェックしてみてくださいね。
夏はひんやり冷たく、冬はほんのり温かく、と言われていますが、どの季節にいってもなんとなく面白い場所で時間を過ごせますよ。
竜ヶ岩洞
住所:浜松市北区引佐町田畑193
公式サイトはこちら
島田市ばらの丘公園(島田市)
約360種8700株もの薔薇が咲く島田市ばらの丘公園。春と秋の見頃にあわせて開催されるばらの丘フェスティバルでは、ミニコンサートや体験教室が行われ県内各地から訪れる人で賑わいをみせます。
名称に「丘」とついているように、公園は小高い丘に位置し、園内にも高低差があります。綺麗に整備されているので、ベビーカーの小さなお子さんも安心して鑑賞を楽しむことができます。
屋外&温室では世界各地の薔薇が育てられており、島田市発祥の「ミスシマダ」「メモリーオブシマダ」といった珍しい品種にもお目にかかれます。
島田市ばらの丘公園
入園料:大人300円、小中学生150円、未就学児無料
【注】薔薇の開花時期である5月・6月・10月・11月は上記料金がかかりますが、それ以外の期間は入園無料となります。
チャイニーズダイニング ハナ
島田市ばらの丘公園の道路を挟んで向かいにある「ばらの館」には、1Fには薔薇雑貨専門店「ハートローズ」、2Fにはレストラン「チャイニーズダイニング ハナ」が入っています。
「チャイニーズダイニング ハナ」は、2018年にオープンした子連れに優しいレストラン。絵本やベビーチェアが用意されているので、料理が出てくるまでの間、子どもが退屈せずに時間を過ごすことができます。
そして嬉しいのがコレ。
「3歳以下のお子さま連れのお客さまは、無料で注文品(飯モノ・麺)の1品大盛無料!」
おお~。
助かります。
島田市中央公園
「ばらの館」の隣にある公園です。本格的な12種類の木製アスレチックが楽しめるほか、土日祝日限定で園内をミニ鉄道が走っており、鉄道好きの子どもにはたまらない公園になっています。
ほかにも、園内には大きな池や吊り橋、なぜか復元された竪穴式住居が。自然の中を散策するだけでも子どもは楽しいと思いますよ。
園内をミニ鉄道が走る公園としては、浜松市中区にある佐鳴湖公園がありますが、佐鳴湖公園が乗車無料であるのに対して、島田市中央公園では乗車にお金がかかります(小学生以上1回100円、未就学児は無料ですが保護者同伴が必要)。
佐鳴湖公園のミニ鉄道が全長200m前後に対して、島田市中央公園のミニ鉄道は全長312m、1周を約5分で巡ります。乗車中の鉄道からは季節のお花や、せせらぎで何やら捕まえようとしている子どもの姿が見えたりと、心躍るプチトリップが楽しめますよ。
小銭を握りしめて鉄道を待つ子どもの姿も可愛い。
いかがでしたか。薔薇の香りって心も体も癒されますよね。
週末のおでかけに参考になれば幸いです。