こんにちわ烏龍茶です。
赤ちゃんをお風呂に入れた記憶は、遥か遠い昔のこと…。なのですが、ここ最近その記憶を呼び覚ます必要が出てきました。
身内から急遽寄せられた「お下がり用品はないか?」という声に応えて、ついでに「これがあって便利だった。あれは実は必要なかった」をまとめることになったのです。ええ、好きなんです。まとめるの。
今回の記事では、そんなおまとめリストから「お風呂グッズ」を引っ張り出して紹介したいと思います。
もくじ
ベビーバス
ベビーバス。赤ちゃん用の浴槽です。
赤ちゃんのお風呂の入れ方は、だいたい出産した病院・産院で教えてくれます。生後1ヵ月くらいまで、赤ちゃんをお風呂にいれることを「沐浴(もくよく)」と言います。これも、出産して初めて知ったこと。
それまで、私のなかで「沐浴」のイメージと言えばガンジス川。
なので、「赤ちゃんが沐浴?はて?」と思ったのですが、沐浴というのは、つまり髪や体を洗うことなのだそうです。あ、なるほど。
パパやママが、赤ちゃんを抱っこして一緒に浴槽に浸かる「入浴」は、生後1ヵ月健診でお医者さんからGOサインが出てから。生後1ヵ月までの「沐浴」では、赤ちゃんだけをベビーバスにいれて洗ってあげます。
ベビーバスを選ぶポイント
赤ちゃんの沐浴に必要なベビーバスですが、生後1ヵ月でお役御免かといえばそうでもありません。一緒にお風呂に入れるようになった後でも、ママが体を洗っている間の赤ちゃんの待機場所にしたりと、1歳頃まで使用するケースも珍しくありません。
烏龍家では、少なくとも首が座るまでは沐浴を継続したため、半年はベビーバスが毎日活躍しました。一緒にお風呂に入れるようになれば楽!という声も聞きますが、浴室環境がそんなに良くない烏龍家は、とりわけ冬のお風呂場が寒い!体が冷えるのよぉ~。
出たらすぐにタオルで拭いて、赤ちゃんに服を着せてあげたい。けれど、己の身支度も優先事項。
だって、授乳で寝不足の体を冷やせば、あっという間に風邪ひきコース。うかうか体調を崩していられない赤ちゃん時期は、赤ちゃんは赤ちゃんで沐浴しておいて、ママはママで温かさをキープできる環境でお風呂に入るのがお互いのため、という結論に至ったわけです。
お風呂上りにサッと羽織れるバスローブは、赤ちゃんお世話期のマストアイテムにエントリーしたいくらい。なぜ、我が身への投資をケチってしまったんだ。
そんなわけで、意外に長く使う可能性のあるベビーバスだからこそ、購入にあたって抑えておきたいポイントがあるのです。
「収納」から考える
赤ちゃんが裸っぽで入るベビーバス。衛生面をしっかり保ってあげたい。となると、収納方法をよく考える必要があります。
◆収納から考えるベビーバスの選び方◆
- しっかり乾燥してカビ防止
- コンパクト収納で置き場所に困らない
衛生面をキープするには、しっかり乾燥させることができるように吊り下げることができたり、拭き取りが楽な素材でできたベビーバスであることが必要です。
また、ベビーバスの大きさによってはかさばるので、コンパクトに収納できるかも大きなポイント。
キッチンやランドリー収納をはじめとする、数々の家庭用品を世に放つ株式会社 伊勢藤さんのISETOブランドのソフトタブは、コンパクトに折りたたむことができて、収納の際は立てかけてもいいし、取っ手の部分をひっかけて吊り下げ収納もOK。
バスタブとしての役割を終えた後も、赤ちゃん用品のつけ置き洗いに使用したりと、二次利用の幅が広いところもポイント高し。
実は、烏龍家ではISETOの「ソフト手桶」を使っているのですが、これがとても便利なんです。以前は一般的なハードプラスチック製の手桶を使っていたのですが、シャンプーを洗い流そうと湯舟に手桶をいれたとたん、先に温まっていた子どもの頭を、カツーン!とぶってしまうことが度々ありまして…。だって、シャンプーしてると、目が開けられないんですもん(言い訳)。
それが、このソフト手桶に変えたらば、本当にちょっとやそっと当たっても、全然痛くない。感動ものでした。
折りたたみ可能なソフトタブですが、実家に帰省する際や旅行にも持ち運びたいとなると、より小さくコンパクトにたためる空気入れタイプがおすすめです(後述)。
「使用場所」から考える
赤ちゃんの沐浴に最適な湯温は38~40度のぬるま湯と言われています。
浴室暖房などの機能がある暖かなお風呂であれば心配ないのですが、我が家のように古いタイプのお風呂では、とりわけ冬はあっという間に冷めていきます。
オムツを処理したり、着替えを用意していると、あっという間に時間が過ぎていくので、いざ赤ちゃんを入れるタイミングに合わせて、最適な湯温をキープするのはなかなか難しいのです。
赤ちゃんと一緒だったら、お湯が冷めても「ちょっと寒いかな」と温かなお湯を足してコントロールしてあげられるのですが、なんせ沐浴は赤ちゃんのみ。
温かなお湯を足せば足したで、今度は熱くなりすぎていないか心配になるし、赤ちゃんの体を支えながら、シャワーの設定をあれやこれや変更したりするのが、これまた至難の業なのです。
シャワーヘッドが踊って、自分もずぶ濡れ、とかね。。。
赤ちゃんをお世話する動線や湯冷め防止を考えれば、洗面台やキッチンなど、暖かなスペースで沐浴するのも選択肢の一つ。
「うちのお風呂は寒いし狭くて…」という場合には、洗面台やキッチンのシンクに入る小さめサイズのベビーバスを選ぶといいですよ。
「居心地」から考える
洗面器のように固い素材でできたベビーバスだと、赤ちゃんの体は痛くないのかしら…?なんてちょっと不安になってしまいます。
自分がお風呂に入るときを思い出してください。硬い浴槽に身をゴローンとゆだねても痛くないわけで、きっと赤ちゃんもたいして痛くないはず…。
それでも気になるという場合は、空気をいれて膨らませるタイプのベビーバスを選ぶといいかもしれません。ふかふかのクッションが、赤ちゃんはもちろん、赤ちゃんの体を支えるパパやママの手や腕にも優しいですよ。
空気入れタイプのベビーバスの良いところは、たくさんあります。
- 空気の層で、お湯が冷めにくい
- コンパクト収納で旅行にも便利
- 夏場はビニールプールに変身!
空気を入れるタイプのベビーバスは、お座りが上手になった後はビニールプールとして水遊びにも活用できます。汗っかきの赤ちゃんは、夏場のあせもが心配。烏龍家の子どもはお肌が弱く湿疹になりやすく、朝晩のシャワーが欠かせなかったのですが、ベビーバスに入れると遊びながらお肌をスッキリできて、とても助かりましたよ。
「洗いやすさ」から考える
毎日いれるお風呂ですから、パパやママの負担が少ないのも重要なポイント。
日に日に成長する赤ちゃんの頭って、思いのほか重たい。
重たい頭をキープしながら、シャンプーして、お顔を拭いて、お腹から背中、あんよの先まで洗って流す。うっかり気を抜いて、その愛らしいお顔がお湯に沈むなんてことにならないように、沐浴はなかなか神経を使うお世話なのです。
◆洗いやすさから考えるベビーバスの選び方◆
- ベビーバスの素材が柔らかい
- 赤ちゃんをゴローンと寝かすことができる
- ずり落ち防止で赤ちゃんの体勢をキープしやすい
空気で膨らませるタイプは、赤ちゃんを支える腕が当たっても痛くなく、パパやママにも優しいベビーバスです。
小股の部分に赤ちゃんのずり落ち防止ストッパーがあったり、背もたれ部分がカーブしているベビーバスでは、支える力もさほど必要とせずに沐浴させることができます。
烏龍家では、2人の子どもともに、リッチェルのふかふかベビーバスで沐浴時代を過ごしてきました。1つ目のベビーバスはお下がりだったこともあり、恐らく烏龍家の子どもがユーザー3人目。さすがに下の子の時には、つなぎ目部分が裂けて空気が入らなくなってしまったのですが、とても使いやすかったので色違いを新調しました。
使用頻度を考えれば、耐久性は十分にあるのかなと思います。
やわらか素材のベビーバスは、お湯を捨てる時にも、バスタブ部分をひょいと押せば、そこからお湯がだーっと抜けてくれるので楽ちん。いちいち空気を抜くのは面倒なので、普段はそのまま吊るして干していましたが、乾きも比較的良かったのではと思います。
だいだい生後1~2ヶ月ほどで、このサイズ感。ある程度成長が進んだ後も、ママがお風呂に入っている間の待機場所にしたりと活用しました。
また、手・腕への負担とあわせて考えたいのが、腰への負担。沐浴の間やその後のオムツ&着替えなどのお世話をずーっと中腰の姿勢ですることも多く、育児生活で腰を悪くするママも多いですよね。
元から腰痛があったり、腰の負担を軽減したい場合は、立ったままの姿勢で沐浴ができるキッチンや洗面台の活用を検討した方が良さそう。
重たいお湯をいれて運ぶ必要がないよう、バスタブに栓抜きが付いていたり、節水タイプを選ぶのも手。購入する際は、自宅のシンクのサイズに合うか、事前に確認してくださいね。
カラフルなビビットカラーのバスタブは、ベビーバスとしての役目を終えた後はオモチャ入れにしても◎。
赤ちゃんの入浴剤・沐浴剤
赤ちゃんのお肌は、新陳代謝が活発で、乾燥しやすいデリケート肌。
沐浴するときは、お肌に優しい沐浴剤を使ったほうがいいの?と悩むママも多いかもしれません。
ベビーソープ
烏龍家では、沐浴剤は使わず、ドラッグストアで気軽に手に入る「赤ちゃん用全身泡ソープ」を使っていました。いわゆるベビーソープです。毎日のことなので、お手頃価格で手に入るのも我が家では重要ポイント。片手でぷしゅぷしゅ必要な時に泡を出せるポンプ式は、いまやスタンダードですね。
柔らかな泡を、ガーゼで優しくのばしながら洗ってあげると、赤ちゃんもうっとり気持ちよさそうなお顔。ただ、洗いあがりの頃には、ベビーバスのなかは泡だらけ。お肌に洗浄成分が残らないように、泡をしっかり洗い流す必要があります。
あらかじめ、洗い流し用のきれいなお湯を洗面器にいれて用意しておく方法や、シャワーを最後にかけてあげる方法などがあります。湯温が熱くなるまでに時間がかかるシャワーの場合は、沐浴の間、ずっと適温で出しっぱなしにしないといけないので、注意が必要です。
沐浴剤
先の長い育児生活。手を抜けるところで、手を抜くのも大切になってきます。
ワンオペ育児や、短時間でちゃちゃっと沐浴を済ませたい場合には、沐浴剤を取り入れてみては。
沐浴剤とほかの入浴剤で大きく違う点は、「すすぎ」と「上がり湯」が不要なところ。ベビーバスからあげたら、そのまま赤ちゃんの体をバスタオルで包み、水分を拭いてあげるだけで沐浴が終わります。
沐浴剤には、成分がお肌に残ることで保湿効果やあせも・湿疹を予防する効果も期待できます。一方で、赤ちゃんのお肌に合う・合わないがあるので、様子を見ながら使っていきたいですね。
沐浴布・ガーゼ
沐浴布は、沐浴中の赤ちゃんの体にふわりとかけてあげる布のこと。保温効果にくわえて、赤ちゃんを安心させる効果があるといわれています。
産後の沐浴講座では、助産師さんから、赤ちゃんはなにかを握っていると安心するので、沐浴布を指に握らせてあげると良いと聞きました。たしかに、赤ちゃんをあやすオモチャに「にぎにぎ」とよばれるものありますもんね。
沐浴布は、ガーゼ生地でできている薄手のものが多く、毎日使ってもすぐに乾くので1枚用意すれば十分。大きさは、フェイスタオルほどの細長いものから、大判の正方形のものまでさまざまです。沐浴布で赤ちゃんを洗おうとすると、サイズが少し大きいので、洗い流す用のガーゼハンカチは別に用意したほうが便利です。
沐浴布とガーゼハンカチがセットになったものなども販売されているのでチェックしてみてはいかがでしょう。
赤ちゃんのお世話でなにかと使用頻度の高いガーゼハンカチ。烏龍家では、沐浴用は白い無地のもの、お出掛け用は柄ものと使い分けをしていました。寝不足でツライ体が少し元気を取り戻すような、ハッピーな柄が見つかるといいですね。
湯温計
沐浴に最適な湯温とされている38~40度。どうやって測りましょう…。
お風呂やシャワーの温度設定ができる家庭も多いと思いますが、お湯だけ、水だけの単水栓の場合や、レバーで温度調整するような場合は、なかなかピタリといくのは難しいかもしれません。
室温や季節によっても、ベビーバスのお湯の冷めるスピードが違うので、身支度を済ませていざ沐浴スタート!の時点で理想の温度よりも冷めていることもあります。ベビーバスには少し温かめのお湯をはっておき、洗面器や手桶に用意しておく「上がり湯」も、ベビーバスのお湯が冷めてしまった時にも使えるように、少し熱めのお湯を用意しておくといいですよ。
お湯に浮かべるタイプの湯温計
お湯にぷかぷか浮かべておける温度計は、沐浴の間にお湯が冷めてきても臨機応変にお湯を足してあげることができます。
ぷかぷか浮かべるタイプの温度計は、長時間半身浴する場合にも活用できますよ。
クッキング温度計を活用
キッチンに一つあると便利なクッキング用の温度計。赤ちゃんのミルクを調乳する際に使っているママも多いかもしれません。そう、調乳用のお湯の温度、ほんとこれも悩ましいんです…。
と、話はそれましたが、このクッキング用の温度計を、お風呂の温度確認に使うという話です。クッキング用の温度計は防水仕様になっているものが多く、測温スピードも速いので便利ですよ。
衛生面が気になる場合は、アルコール消毒などをすると安心です。
いかがでしたか。
今回の記事では、赤ちゃんのお風呂事情のなかから、生後間もなくから始まる「沐浴」について、準備しておくと助かるモノをどんな視点で選んだらよいかについてお送りしました。
大きな謎に包まれた赤ちゃんとの生活。その解決に近づくお手伝いになれば幸いです。