河津桜といえば、伊豆の河津町発祥の早咲きの桜として全国的に有名です。
入学式シーズンに開花するソメイヨシノよりも、色濃いピンクが特徴で、菜の花とのコントラストを背景に、満開の桜の下をお散歩できたら最高ですね。
そんな素敵な春の景色を、ここ浜松でも楽しめるスポットが増えてきました。
本日は、浜松で気軽に河津桜を楽しめるスポットを紹介したいと思います。毎年桜まつりを開催している場所もあるので、日程をチェックしておでかけしてみてはいかがでしょう。
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もくじ
都田でんでんころ桜
浜松市北区滝沢町にある河津桜スポット。2007年から毎年3月に都田でんでんころ桜まつりが開催されています。
「でんでんころ」という名称は、桜まつりの会場の中心にもなっている直売所の先の坂のことをいうのだそう。
会場全体も坂道になっているので、お子さまや高齢者の方は転ばないように注意してくださいね。
概要
- 桜まつり:2019年3月2日(土)、3日(日)※既に終了しました
- 場 所:浜松市北区滝沢町農免道路直売所付近
- アクセス:無料駐車場あり。
浜松市立都田中学バス停右折4キロ。
アクセス
我が家では2015年から毎年お邪魔しているのですが、初めて行く場合は若干道に迷うかもしれません。
都田中学校近くの天竜浜名湖線付近から「都田でんでんころ桜まつり」の看板が目に付くようになるので、基本的にはその案内を目印に進めば大丈夫なのですが、
「え?まだ行くの?」
って不安になる程度に奥に進みます。
大丈夫です。会場は新東名よりも北側ですよ。
会場近くの新東名の高架下付近に「龍清水」という有名な湧き水スポットがありますので、そちらを目印に行くのもいいかもしれません。「龍清水」で検索すれば、Google map でも表示されますよ。「龍清水」からすぐ近くの、新東名の下を北側にくぐる道を進んでいくと間もなくです。
ちなみに、「龍清水」には、毎年誰かしら水を汲みに来ている方を見ます。そんなに美味しいお水なのかしら⁉ 一度は試してみたい!今年は空のペットボトルを持参していこうかしら。
桜まつり会場
桜まつり会場の道路沿いに400メートルほど河津桜が続きます。
菜の花が咲き、ふもとにはみかん畑が広がります。
桜まつり当日は、地元農産物の販売や甘酒の無料提供があります。焼きそばやフランクフルトなどの軽食も販売されるので、桜の下でお花見しながら食べても良し。
机や椅子も用意されています。
河津桜は背丈の低い木が多いので、桜の花を間近に感じながらピクニック気分を味わえますよ。
山々の緑の中に、色濃いピンクの桜が彩りをそえます。
山肌には坂道や階段があります。子どもは喜んで登り降りをしますので、目を離さないように注意が必要です。
都田でんでんころ桜まつりの会場の真ん中ほどに、おっ!と目をひく桜の木があります。
枝垂桜のように零れ落ちるほどに花びらをつける姿がとても美しいです。
上の画像は2015年3月15日撮影、ほぼ満開でしょうか。
開花状況は「浜松奥座敷でんでんころの河津桜」さんのブログで確認できますよ。
東大山さくらまつり
静岡県西部の花川堤防沿い、約1キロにわたり400本あまりの河津桜が咲き誇ります。
「東大山さくら」は、地元の和地ふるさと会が中心となり、荒れた堤防の整備を行うなかで植栽したものが、時を経て美しい花を咲かせるようになったとのこと。
2016年から桜まつりが開催されるようになりました。我が家では、2017年から3年連続で訪れています。初めて訪れた際は「東大山さくら」の存在自体を知らず、たまたまドライブ中に目にした看板に誘われるがまま…辿り着いた先で、その規模に大変驚きました!
概要
- 桜まつり:2019年2月23日(土)~3月上旬 ※すでに終了しました
- 場 所:浜松市西区大山町・桜台
- アクセス:遠鉄バス ターミナル16番41系統「高丘経由ファイブガーデンズ・花川運動公園行き「桜台ショッピングセンター」バス停より徒歩30秒
- 無料駐車場あり(ナビは浜松市西区大山町2671付近で検索)
アクセス
会場は、花川運動公園よりも西側の花川沿いに位置します。
例年、会場付近に200台近くの無料駐車場が用意されます。
会場付近に掲載されている案内図(2019年2月13日撮影)。画像ではわかりにくいですが、無料駐車場の場所も表示されているので会場で確認してみてくださいね。
我が家では、
2017年には「荒野のラーメン」さん(浜松市西区大山町2796-3)の北側に用意されていた無料駐車場
2018年には会場スタッフに誘導されて「大山ファーム」さん(浜松市西区大山町2254-1)の東側に用意された無料駐車場に停めました。
駐車場は多数用意されますので、くれぐれも無断駐車等はしないようにしてくださいね。
開花状況
◆2019年2月13日撮影
まだまだ1分咲にも満たない開花状況でした。
菜の花はすでに満開でしたよ。
◆2019年2月22日撮影
連日の暖かさで開花がグッと進んだように感じます。遠目からもうっすら濃いピンクになってきたのがわかるようになってきました。菜の花の黄色も鮮やかになってきました。菜の花畑をお散歩する姿も見られましたよ。
桜の木によって開花状況は違いますが平均2分咲きくらいでしょうか。
8分咲きほどに感じる桜の木もありました。
満開が待ち遠しいですね。
◆2019年3月5日撮影
ほぼ満開。さらに開花は進み、葉桜も混じってきました。
桜は満開なのに、前日の雨の影響で会場全体足元がぬかるみまくり。
駐車場によっては大きな水たまりが広がっていました。雨の翌日は汚れてもいい靴で行くことをおすすめ。間違っても私のようにヒール靴で行ってはならなかった…。
以前、乗馬体験をしていた場所も水浸しでした。川沿いの土手も滑りやすいので注意してくださいね。
◆2019年3月9日撮影
晴天の週末ということもあり、たくさんの方がお花見に来ていました。葉桜が多めになってきて、今週末で見頃は過ぎそうな気配です。
葉桜も綺麗です!
菜の花はまだまだ見頃。黄色が鮮やか。
乗馬体験をはじめ、動物のエサやりも行われていました!子ども達も動物とのふれあいを楽しんでいましたよ。動物とのふれあい体験については、下記も参考にされてください。
明日は午後から雨予報。
桜まつり会場
花川沿いに延々と河津桜の木が並びます。
桜まつり期間中の土日には、堤防沿いに地元の方による屋台が数多く並びます。底冷えする日もあるこの季節、温かいモノを食べられるのが嬉しいですね。
この屋台の食べ物ですが、地元の方の温かいおもてなしが本当に心に沁みます。価格も良心的なお値段で、申し訳なくなってしまうくらい。
上の画像は2017年3月5日撮影。曇天で夕方近くだったため、ちょっと暗めになってしまいました。
会場には菜の花畑も広がり、子ども達が走り回っていました。
絵になりますね~。
ちなみに、2017年訪問時には有料で乗馬体験も。小さな子はポニーに乗っていましたよ。会場にはヤギやウサギもいて、動物のエサやりが大好きな子ども達は興味津々でした。
ところで…、
この乗馬体験を主催されていた方々、2019年1月19日放映の日本テレビ「天才!志村どうぶつ園」にご出演されていたイケメンご家族ではなかろうか…と今になって思うわけです。
我が家のテレビは、日頃からYou tuberの皆さんに占拠されていることが多く、テレビ番組がリアルタイムで映っていること自体が珍しいのですが、この時間帯はたまたまチャンネルが日本テレビ系列(静岡第一テレビ)に合わせてあったんですよね。
しかも、人気番組から「浜松の」なんて形容詞が聞こえてきたらば、「お?」とそりゃ反応してしまうわけです。知ってる人でるんじゃね?的な。一応、政令指定都市ですから人口何万人いるんだって話なんですが。
けれども、その反応はあながち的外れではなさそうで、「このご家族、見たことある気がする」の一言で、東大山桜まつりじゃなかろうかと写真データを見返してみると…確かにスタッフのお兄さんが、白井家ご次男さんに似ていました(真偽のほどは不明ですが白井家ご長女がブログで紹介していたのでご本人だったようです)。
2019年も是非お目にかかれたらいいなと思う次第ですが、2019年の案内図に乗馬体験等の記載は特にありませんでした。土日に足を運んでみるしかなさそうですね。でも、お馬さんたちのお散歩コースみたい…。
◆2019年3月8日追記
「お馬さんがお散歩に来たよ」と、屋台のスタッフの方の声で後ろを振り返ると、土手をパッカパッカお馬さんが通っていきました。
お。これは。
2019年も乗馬体験にいらしてました。
貴重な体験をさせていただいてありがとうございます。
花川運動公園
静岡県西部を流れる花川が公園のど真ん中を横切る公園。東大山さくらまつりの会場近くです。
砂入り人工芝のテニスコートが20面もある大きな公園で、恐らく浜松市内、静岡県内の学校でテニス部に所属している方は間違いなく1度は来たことがあるのではないでしょうか。
川沿いには遊歩道が整備されていて、ベビーカーのお子さま連れも安心してのんびりお散歩を楽しめます。
花川運動公園は、4月のソメイヨシノも人気で、園内は満開の桜とお花見客でいっぱいになりますが、実は一足早く2月下旬頃から公園の一画で早咲きの河津桜が咲き始めます。
上の画像は2014年3月29日撮影のもの。
ピンクが濃いので河津桜と思い込んでいましたが、時期的に違う桜の種類でしょうね。長い期間、いろいろな桜を楽しめるのもこの公園の魅力です。
概要
- 桜まつり:開催なし
- 場 所:浜松市中区西丘町724
- アクセス:
遠鉄バス ターミナル16番41系統「高丘経由ファイブガーデンズ・花川運動公園行き「花川運動公園」バス停下車
車 東名高速 西インター出口左折、「西丘町中」信号左折150m - 無料駐車場あり
アクセス
お目当ての河津桜は、「トンボの池」「カブトムシの森」の周辺に20~30本ほど。ぐるりと遊歩道をジョギングしたり散歩する人もいらっしゃいますよ。
駐車場は、公園管理事務所に近い方に停めるとすぐです。
開花状況(随時更新中)
◆2019年2月22日撮影
満開に近い木も。東大山さくらよりも開花が早いように感じます。
落ち葉がふんわりクッションのよう。
メタセコイアの木も存在感あり。
笹の葉をバックに濃いピンクが映えます。
長楽寺
梅のトンネルとどうだんつつじの庭で有名な光岩山「長楽寺」。
駐車場の傍らに、本数は多くないものの河津桜が出迎えてくれます。
画像は2015年当時。
木の枝に、数珠がかかっていました。お寺ならではの光景ですね。
特筆すべきは、梅との競演!
上の画像は2015年3月25日撮影。
色濃いピンクの河津桜と、
丸い花びらが可愛らしい白梅。
手前の砂利部分が駐車場です。
長楽寺マップ
有名な梅のトンネルは、河津桜が楽しめる駐車場よりも高い場所に位置するようです(長楽寺マップ:左手上に見える部分)。残念ながら、長楽寺を初めて訪問した当時は、駐車場から見えた梅園(長楽寺マップ:右手下に見える部分)が梅のトンネルだと思っていたのですが違うようですね。境内の至るところで梅も楽しめるようです。
長楽寺マップ:画像は長楽寺さんの公式サイトから訪問可能な、ブログ「尼僧のお寺作りの日々」さんからお借りしました。
参照元:「尼僧のお寺作りの日々」
とても素敵な案内図ですよね。
長楽寺では、梅の季節、紅葉の季節に、愛らしい手書きイラストが入った期間限定の御朱印が登場するようです。
是非、御朱印帳を片手に訪れてみてはいかがでしょう。
概要
- 桜まつり:開催はありません
- 場 所:浜松市北区細江町気賀7953-1
- アクセス:天竜浜名湖鉄道 天竜浜名湖線 気賀駅より徒歩約30分
- 無料駐車場あり
はままつフラワーパーク
はままつフラワーパークは、30haを誇る広大な敷地に、3,000種類もの花と緑が四季折々に楽しめる有名な観光スポットです。近くには舘山寺温泉があります。
毎年2月上旬から3月上旬頃にかけて、110品種約300本の花梅と、約400本の早咲きの桜を楽しむことができます。
ちなみに、はままつフラワーパークの早咲き桜は、河津桜ではなく舘山寺桜と呼ぶようです。
上の画像は桜のシーズンではないのですが…新緑の季節も本当に美しい園内です。
概要
桜まつりとしてのイベントはありませんが、2019年2月10日(日)~3月10日(日)の日曜日10:30から、先着300名程度に甘酒サービスが行われています。
- 場 所:浜松市西区館山寺町195
- 入園料 :2月 大人500円(注)中学生以下 無料
3月 大人600~1,000円 小・中学生300~500円
(注)園内で利用できる300円分の買物券つき
- 駐車場 :約600台、1回200円
はままつフラワーパークでは、2013年4月より入園料の変動制を導入しています。人出予想により入園料金が変動する仕組みは、2019年1月よりユニバーサル・スタジオ・ジャパン(大阪府)でも導入されてニュースになっていましたね。
開花状況により、開園時間と入園料が変わりますので、訪問の際は公式サイトで確認していくことをおすすめします。
いかがでしたか。
まだまだ身にしみる寒さの日もある季節でも、春の足音はそこまで近づいています。
河津桜は花の時期が1ヵ月程度と長いので、ご都合にあわせて是非ご近所のスポットにおでかけしてみては?