【灯篭&キャンドル】フォトジェニックな幻想的な夜に出会える静岡のおすすめイベント3選

こんにちわ烏龍茶です。

キャンドルの灯りってなんだか癒されますよね。揺らめく光と影。ぽぅっ…と静かに灯る小さな存在だけれど、心まで暖めてくれるような優しさに包まれます。

お子さんのいるご家庭では、お誕生日やクリスマスにはロウソクのついたケーキは欠かせなかったりもしますよね。ふたりの子どものいる烏龍家では、誰がロウソクの火を吹き消すかで一大騒動に発展することもしばしば。

さて、そんなキャンドルなんですが、海辺や山の中にたくさんのキャンドルが灯る、屋内とはまた違う雰囲気で幻想的な夜を過ごせるイベントが静岡県内各地で開催されています。なかには近隣他県からも多くの観光客が訪れるイベントも。

夜の散策にでかけてみませんか。


「せんがまち棚田あぜ道アート」(菊川市)★参加申込要★

せんがまち棚田

 

 

以前は紫陽花の季節に。
今では梅と桜の季節に。

昔ながらの田園風景に優しいキャンドルの灯が情緒豊かに夜を照らします。

 

 

イベント概要

開催日時:2019年3月30日(土)※終了しました
場所  :菊川市倉沢1121-1 上倉沢公会堂
参加料 :大人1人 500円、中学生以下 無料
駐車場 :事前申込制です。近隣への無断駐車は厳禁です。
申込期限:2019年3月24日(日)※終了しました

せんがまち棚田

菊川市上倉沢の棚田せんがまちのあぜ道に約1,000本のロウソクが立てられ、夕暮れとともに棚田の水面に明かりが揺らめき幻想的な夜を演出します。

2019年には10回目を数える地域のイベントで、以前は初夏に開催されていましたが、2017年から春に開催されています。6月開催の頃には田園風景のなかに紫陽花がしっとりと咲いて綺麗でした。3月開催では、タイミングがあえば梅や桜の花が棚田の風景に溶け込み、さぞかし美しいでしょうね。

 

以前は会場までシャトルバスのピストン輸送が行われていましたが、2017年より事前申込が必要な参加者限定のイベントになっています。

普段は静寂に包まれた田園の夜。立ち入りが禁止されているエリアや田んぼには決して入らないことそこで暮らす生き物達を驚かさないように1日だけお邪魔させていただく気持ちを持って見学したいと思います。

せんがまち
写真撮影もマナーを守って楽しめるといいですね。三脚等を使用した写真撮影はエリアが限定されています。当日参加される方は注意が必要ですね。

「せんがまち」の由来

せんがまち棚田は、昭和の時代には数千枚の田んぼが広がるという意味から「せんがまち」という名前になったようです。その後、減反政策や後継者不足によりその数は減少の一途を辿っていたところ、現在では、NPO法人せんがまち棚田倶楽部の皆さんや静岡大学棚田研究会、地元の有志の方々を中心に、荒れた棚田の保全活動に取り組まれ、現在の姿になっているということです。

昔の田園風景も是非見てみたかったですね。

NPO法人せんがまち棚田倶楽部では、1年を通して、田植え準備から稲刈りに至るまで農作業に参加する棚田オーナーさんやサポーターの募集もしているようです。自分達の手で土に触れ育てたお米を食す体験を通じて、大人も子どもも肌で感じ学ぶことが多いでしょうね。

公式サイトはこちらから→「NPO法人せんがまち棚田倶楽部」

せんがまち棚田

せんがまち棚田あぜ道アートでは、ペットボトル製の灯篭が設置されています。イベント当日に、一つずつ点火作業をしていくわけですからスタッフの方のご苦労も大変なことと思います。
素敵なイベントをありがとうございます。


「あかりともるよる」(静岡市清水区)

あかりともるよる

 

画像参照元:この記事内のイベント当日の画像については「あかりともるよる」さんのfacebookよりお借りしています。2018年開催時のものになります。

イベント概要

開催日時:未定
場所  :三保の松原
参加料 :無料 1個300円でオリジナル灯篭を作成できる年あり。
駐車場 :あり。ただし昼間のイベントもあるため、キャンドルナイトだけを目当てに行った場合は満車が予想されます。
アクセス:JR清水駅から静鉄バス三保山手線 世界遺産三保松原・神の道入口下車 徒歩15分

富士山の世界文化遺産への登録が決定されたのが2013年6月22日。そして、その構成資産として登録された「三保松原(みほのまつばら)」この世界遺産登録をきっかけに、地元の有志の方が地元の魅力を再発見するイベントとして立ち上げたのが、2014年から毎年6月22日前後の週末に開催されているのが「あかりともるよる」というキャンドルナイトのイベントです(2019年の開催は現時点で未公表です)

「羽衣伝説」とともに…

「あかりともるよる」の会場である三保の松原は、古くは奈良時代の風土記にも残る羽衣伝説の舞台です。「天女のはごろも」で有名な羽衣の松と、天女が舞い降りた羽衣伝説ゆかりの社である御穂神社を結ぶ「神の道」を中心に、周辺の松林一帯に竹紙に絵を描いて作られた竹灯篭が並びます。
2018年開催では、実に約3,600個の灯篭が松林を照らしたそうです。

イベント当日に設置される竹灯篭は地域の皆さんの手によって作成されたもの。毎年イベントに向けて各地でワークショップが開催され、多くの子ども達がオリジナルの灯篭作りに参加しているようです。素敵な想い出になりますね。

会場近くにはすぐに海があります。夜のイベントですので、真っ暗な海には近づかないように十分に注意しながら楽しんでくださいね。


明るいうちの松林や海辺の散策も素敵ですよ。

 


「法多山万灯祭」(袋井市)

イベント概要

開催日時:2019年7月9日(火)・10日(水)
場所  :袋井市豊沢2777
駐車場 :近隣の有料駐車場を利用。
当日は混雑が予想されます。早めのお出掛けを。

秋葉山可睡斎、医王山油山寺とならぶ遠州三山の一つ、法多山永尊寺。

法多山では季節の行事も数多く行われており、初詣に始まり、春の「節分祭」に「さくらまつり」、秋の「団子まつり」に「もみじまつり」と、食を楽しみながら季節の移ろいに思いを馳せることができるお寺でもあります。

「万灯祭」とは

そんな法多山の夏の行事といえば「万灯祭」

公式サイトでは次のように説明されています。

法多山では、710日は一年でもっともご利益のある日と伝えられています。その日一日お参りすれば、46千日分のご利益があるといわれ、早朝から夜遅くまで大勢の善男善女で賑わいます。またこの日に本尊厄除観世音に灯りを献ずればそのご利益は倍増するとも謂われ、7910日は古くから「万灯祭」と呼ばれ、本堂前には参詣社の手によって何千基もの灯籠が奉納され、法多山の夏の夜は幻想的な雰囲気に包まれます。

参照元:「厄除観音法多山永尊寺公式サイト」

暦によっては平日になる年もありますが、境内は県内各地から人が押し寄せ熱気に包まれます。

「厄除けほおずき」

当日は境内で「厄除けほおずき」も販売されます。赤い袋が可愛らしいですね。一説には、口にして鳴らす子どもの頬の様子から「ほおずき」という名前がつけられたとも。

「ほおずき」って、漢字だと「鬼灯」って書くんですね。幻想的な万灯祭の夜に似つかわしい趣ある字面だと思いませんか。どの鉢にしようか吟味してしまい、思わず長居してしまいます。

なお、万灯祭では一般の方も献灯が出来ますよ。
詳細は法多山の公式サイトで確認してみてくださいね。

★法多山といえば、やっぱり名物「厄除け団子」。お団子についてはこちらの記事もチェック!知らなった情報もあるかも??◆

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いかがでしたか。いつもとは違った静岡の夜を楽しんでくださいね。