こんにちわ烏龍茶です。
雨の日や体調不良で外遊びができない日、ありますよね。そんな日には、お家で粘土遊びをして過ごすことが多い烏龍家です。
「指先を動かす」という動作は、脳を刺激し、子どもの発達促進や高齢者の老化防止にも効果があるといわれています。
そんな指先を使う遊びには、ブロックや折り紙などいろいろありますが、なかでも低年齢から遊ぶことができるのが「粘土」。
今回の記事では、粘土のなかでも「小麦粉粘土」にフューチャーしてお送りしたいと思います。
もくじ
小麦粉粘土の作り方
小麦粉粘土は、文字どおり、「小麦粉でできた粘土」です。
「粘土」は、指先を使ってこねたりまるめたりすることで脳の発達を促したり、混ぜて新しい色を作ったり、立体的なカタチにしていく過程で、色彩感覚や創造性が身につく知育性の高い遊びです。
そんな小麦粉粘土。100円ショップなどで簡単に手に入りますが、実は家庭でも簡単に手作りすることができます。
作り方はとても簡単。突然、「今日は粘土で遊びたーい!」となった時に備えて覚えてみてはいかがでしょう。
小麦粉粘土のレシピ
基本的に小麦粉粘土は、小麦粉と水を混ぜたら出来上がりです。なんと、まあ。
といっても、烏龍家では以下のとおり、ちょっとだけアレンジを加えています。これらの材料を混ぜ合わせて、ひたすらこねこねしていくと、あら不思議、小麦粉粘土の出来上がり。意外と、力強さが必要です。
小麦粉アレルギーがある場合は、口にいれるのはもちろん、皮膚からアレルゲンが進入するため避けた方が無難です。米粉でつくった米粉粘土や寒天粘土などもあるので、そちらを是非チェックしてみてください。
材料はこちら。
- 小麦粉 60g
- 水 20~25g
- サラダ油 5~7g
- 食紅 適宜
ここに、保存&誤食防止のために食塩を入れたり、香りつけのためにバニラエッセンスを数滴加えることもあります。
が、なくてもできます。食塩をいれた場合は、若干手触りにざらつきがでます。
◆カラフルな粘土にしたい場合は、我が家では食用の着色料を使用しています。カラフル粘土の作り方については、後述していますのでそちらもチェックしてみてください。
なお、小麦粉と水の配分は、3:1と紹介されているサイトもあります。我が家の配分もだいたい3:1なのですが、ちょっきり3:1だとパサパサ感が強く、伸びが感じられないので、結局少し水を足して上記くらいの量になることが多いです。
小麦粉60gの分量で作ることが多い烏龍家ですが、いろいろな色の粘土を作るので1色あたりの量はこのくらいがちょうど良し。物足りない場合は、小麦粉100gに増やして(他の材料も同じ割合で増やす)作ってみるといいですよ。
サラダ油は、多すぎるとベトベトになりますが、足りないとぽそぽそするので、サジ加減が重要。
水や油が多過ぎるとこんな感じ。べっとべと。
手にくっついて「はがれない~っ」となってしまったら、小麦粉を少しずつ足して調整します。子どもはベトベトの感触も面白いみたいですけどね。
手ごねで作る小麦粉粘土
さて、材料が整ったとしましょう。
小麦粉粘土の材料がそろったら、あとはボールや洗面器に材料をいれて混ぜれば粘土はできます。子どもだけでも簡単に作れるので、粉と水が混ざり合って手触りが変化していく体験も、子どもにとっては良い経験になるのではないでしょうか。
こねてつくる所から楽しみたい場合は「手ごね」で。
周囲に飛び散るのは、覚悟のうえで。
ホームベーカリーで作る小麦粉粘土
実は…「手ごね」のほかに、もう一つ効率的な作り方があるのです。
これまで出てきた画像で、うっすらその存在にお気づきかもしれませんが、烏龍家では小麦粉粘土をホームベーカリーで作ります。
本来なら、パンが焼きあがるはずなんだけど、烏龍家では粘土が出来あがるってよ。
ホームベーカリーで作る利点は、「早い」「周囲が散らからない」「他のことをやりながら作れる」の3点でしょうか。
最後の「他のことをやりながら作れる」というのは、結構大きなポイントで、スイッチを押してしまえば、機械がこねてくれている間に他の家事をちゃちゃっと済ませられる時間くらいは作れるので助かります。
メーカーや製品によって異なると思いますが、烏龍家で使用しているPanasonic製のホームベーカリー(旧型)では、「うどん・パスタ」コースで3~5分ほど混ぜるだけで、あっという間に小麦粉粘土が完成します。
他のコースでも、もしかしたら出来るのかも。
混ぜ始め。
混ぜ始めはポソポソして、これがまとまるの!?といった感じですが、次第にまとまっていきます。状態によっては、水やサラダ油(または小麦粉)を少しずつ足して調整します。これは「手ごね」の場合と同じです。
散らばっていた小麦粉がまとまっていき、パンケースの内部がキレイになってきたら、そろそろいい感じです。「取り消し」ボタンなどで動きを完全に止めてから、粘土を取り出します。
あまり長い時間混ぜてしまうと、逆に生地感が変わってきてしまいます。ちょいちょい中を覗いて、様子を確認するといいですよ。くれぐれも、回転している粘土やパン羽根に触って確かめないようにしてくださいね。
ホームベーカリーを使えば、自宅で本格的なパンが焼けるのはもちろん、パスタやピザ生地、うどんまで作ることができます(機能は各メーカーによってさまざま)。烏龍家でも、新婚の頃は、焼き立てのパンの香りで目が覚める、なんて素敵な朝を迎えることもたまにありました。
子どもと一緒にお料理をするのって楽しいし、一家に1台あると休日の過ごし方も変わってきますよ。
カラフル粘土の作り方
色とりどりのカラフルな粘土があれば、その分作品の幅が広がります。
粘土に色を付ける方法はいくつかあります。烏龍家では、食用の着色料を使用していますが、誤飲・誤食の心配がない年少さんくらいからは、絵の具を混ぜ込むことで色を付けることもできます。
おすすめの着色料
烏龍家で愛用している着色料は、こちらのユウキ食品マコーミックの「フードカラーボックス アソート」です。製菓用として販売されており、アイシングクッキーを作る時などに使用する方が多いようです。
このフードカラーボックスは液体で、赤・青・黄・緑の4色が1セットになっています。赤と青を使って紫色にするなど、混ぜることで新しい色を作ることができます。また、小麦粉粘土はもともとが白っぽいので、着色料の量を少なめにすれば、薄ピンクから赤まで濃淡の違う色の粘土を作ることができます。
上記のとおり、小麦粉60gで粘土を作る場合は、5~10滴ほどいれるとキレイに色がつきます。ケチりたい性格の私としては、2,3滴で済ませたいところなのですが、あまり少ない量だと「色が薄い!」と子どもから苦情がきます笑。
amazonが最もお安い価格ですが、そのお安さから「あわせ買い対象商品」になっているため、他のお買い物のついでにポチっとするのがいいですね。烏龍家では楽天ヘビーユーザーなので、楽天を利用する時も多いです。
着色するタイミング
小麦粉粘土に色を付ける場合、着色材料を混ぜるタイミングによって仕上がりに差が出てきます。
ユウキ食品マコーミック「フードカラー」で着色する場合
上記おすすめのユウキ食品マコーミックの「フードカラーボックス アソート」を利用する場合は、すべての材料と同じタイミングでいれるとキレイに仕上がります。
これが、
こうなる。
粘土が出来上がってから混ぜ込もうとすると、うまく混ざらずにマダラ模様になってしまいます。
こんな感じ。
でも、これはこれで結構キレイなので、私は好きです。よく混ぜ込むためにこねこねするのも、指の運動になっていいのかも。子どもは、この混ぜる過程さえも楽しいみたい。
食紅で着色する場合
粉状のいわゆる食紅を使用する場合は、最初から小麦粉に混ぜておくのでも、粘土になってから混ぜ込むのでも、どちらでもOKです。
色の付き方としては、粘土になってから粉を混ぜ込む方が、はっきりとした濃い色になります。
食紅は耳かき程度のごくごく少量で使うのがポイント。慣れてくると、ちょうどいい塩梅がつかめてくるのはないでしょうか。
その他の食品で着色する場合
製菓用の着色料がない!という場合には、自宅にある食品で着色することもできます。代表的なものが、ココアパウダーやインスタントコーヒーの粉、抹茶緑茶パウダー、カレー粉など。
出来上がった粘土に練り込んでいくことで、色を付けることができます。
コーヒー抽出後のカスで着色を試みたときは、ちょっと色が薄かったです。
粘土にほんのり香りが移って、気分も癒されるかも?食品を使った着色方法は、ホームベーカリーで小麦粉粘土を作る場合にも安心です。
絵の具で着色する場合
誤飲・誤食の心配がない年齢なら、絵の具を使うことで色の幅がさらに広がります。
絵の具の場合は、出来上がった粘土に直接絵の具を出して、練り込みます。指にも色がつきますよ。意外にたくさんの量の絵の具が必要になるのが難点でしょうか。
ホームベーカリーで小麦粉粘土を作る場合は、使用後にキレイに洗浄するとはいえ使用を控えた方が無難かと思います。
小麦粉粘土の保管方法
使い終わった小麦粉粘土は、乾燥防止のためにラップでまき、さらにジップロックにいれて冷蔵庫保管します。
後日使う時には、臭いをチェック。あまりにも臭かったり、カビが生えている場合には迷わず廃棄して新しいものを作りましょう。こどものヨダレ付きの手でこねこねするので、どうしても長期間の保存には適しません。長くても1週間程度でしょうか。ここは、衛生第一で。
冷蔵庫保管していると、粘土が堅くなってこねこねしにくくなります。水を足すやり方もあるようですが、ラップにくるんだ状態で電子レンジで5~10秒程度チンすると、元どおり柔らかくなりますよ。あまり長い時間レンチンしてしまうと、粘土内部の温度が上がり過ぎて危ないので、必ず大人の手で温度を確かめてからお子さんに渡すようにすると安心です。
また、保管している間に、粘土から油分がしみ出してくる場合があります。キッチンペーパーなどでふきとるといいですよ。
市販の小麦粉粘土
市販の小麦粉粘土の利点は、「すぐに遊べる」「色数が豊富」「保存が効く」という点でしょうか。
小麦粉でできているからといって、市販の粘土には長持ちさせるための添加物が入っていることもありますので、小さなお子さんが口に入れないように注意が必要です。
市販のものは、開封しなければ長期にわたり保存ができるので、1セット購入してストックしておくのもいいですよ。
これだけは揃えたい粘土あそびの道具
粘土とあわせて揃えたいのが、道具です。
まず、ヘラ、棒、粘土板は最低限ほしいところ。粘土板はビニルシートでも代用可能です。
粘土あそびの道具は100円ショップでも購入できますが、1個ずつ購入していくとそれなりのお値段になってきます。繰り返し使用することを考えると、頑丈で壊れにくい基本のセットを1つ購入しておくのがおすすめです。
ローラーで粘土をこまかく分けたり、延ばしたり。これがあるだけでも、遊びの幅が広がります。
せっかく購入するのなら、ひととおり揃ったものを…と考えるなら、ねんDo!シリーズも頑丈で使い勝手が良いですよ。いとこからのおさがりで全く同じものをもらったことがあるので、多くの家庭で眠っているのかもしれません笑。
小麦粉粘土は耳たぶほどの柔らかさで伸びもよく、手になじむため、こうした粘土あそびの道具で扱いやすいです。油粘土や紙粘土では、抜き型からうまく取り出せなかったり、硬くて押し出し器が使えなかったり…そういった意味でも、小麦粉粘土は低年齢のお子さんが遊ぶ粘土としては最適といえそうです。
粘土のお片付け
粘土遊びは、やり始めると集中して長い時間静か~に遊んでくれるので、親としては大変助かるのですが、後片付けがちょっと面倒で…。
お片付けは、子どもと一緒に習慣づけてやってしまいましょう!
床掃除
粘土で遊び終わった後は、あちこちに粘土が散らかる散らかる…。粘土がまだ柔らかいうちは、掃除機のブラシ部分に張り付いてしまうことがあるので、実はちょっと時間が経ってから掃除機をかけるのがおすすめ。掃除機をかけると、「カラカラカラカラっ」と、小麦粉が乾燥して固まったであろう軽やかな音で吸い上げてくれます。
粘土で遊ぶ時には、あらかじめ床にシートを敷いてあげると、後々のお片付けが楽になりますよ。
道具のお手入れ
道具に粘土が残っている状態だと、次回使う時に粘土を取り除く作業からスタートになってしまいます。また、道具のなかで粘土が固まってしまうと、きれいに型抜きが出来なくなってしまったりします。
このため、粘土あそびの道具のお手入れは、遊び終わった後すぐ、まだ粘土が柔らかいうちにペタペタと粘土同士をくっつかせて取り除きます。
粘土あそびの道具は、ジップロックや、メッシュ収納にいれてまとめて保管しておくと便利ですよ。
いかがでしたか。
今回の記事では、小麦粉粘土の作り方や保管についてご紹介しました。
お外で思い切り遊べないそんな休日。大人も子供もストレスがたまりがちですが、小麦粉粘土をこねこねすることでストレス発散できるといいですね。
以上、烏龍茶でした。